現代の課題として、人の確保が難しい。
確保をしても定着しない。
など、人材に関するお悩みは尽きることがないですよね。
人材や人手不足の結果、倒産をする会社も増加傾向にあるって知ってましたか?
帝国データバンクでは、2023年の倒産件数が、なんと前年比で86%増加の260件。
建設業界は2.7倍。物流業界で2倍になった、と報告されています。
人材確保は急務ですが、今いる方々が抜けないようにするためにも、セルフコーチングでモチベーションの維持や自己成長を狙いたいですね。
そこで
今回のテーマは【セルフコーチングと行動科学】
めっちゃ相性がいいんでおすすめです!
コーチングとは
そもそも、コーチングってなに?と聞かれることも多いので、少し触れますね。
コーチングとは
質問を通して、
目標達成のために
自分の中にある答えを探す
こうしたアプローチを指します。
よく耳にする傾聴(けいちょう)も、コーチングの言葉なんですが、目標を達成するための手段の1つですね。
コーチングを活用することで、目指す目標のレベルをアップさせたり、達成期間を短縮させることにつながるので、投資として捉える経営者も少なくないです。
そのコーチングを、自分自身に行うことを「セルフコーチング」と呼びます。
言ってしまえば、自分との対話ですね。
自分自身との約束を明確にする。
目標を達成するために必要な行動契約を明確にして、行動規範を作ります。
よく目にするのは、大谷選手で有名になったマンダラチャートですね。
理想の目標を達成するための要素を書き出して、その要素を達成するための課題や行動を明確にする。めっちゃ良くできた仕組みと、感動しました笑
実際に作り込んで、活用できる人がどのくらいいるかは分かりませんが、あれを実行したから、今の大谷選手がいるんでしょうね笑
ちなみになんですが、過去に、元アップルジャパン社長の講義に立ち会ったことがあります。
この講義でも、チャートを作ることをしていました。
「自分は何者なのか」
これを明確にするだけでも、経営者として1段も2段もアップする非常に重要な核になる部分ですね。あなたも作ってみてはいかがでしょうか?
ポジティブなフィードバックを習慣にする
「できて当たり前」
経営者の中には完璧主義や合格水準の高い方も多く見受けられます…が、
行動科学では「8割」の水準が非常に重要なんですね。
この8割を維持する上で、自分自身にポジティブなフィードバックは必須。
それはゴルフの機会でもいいですし、ちょっと良いお酒を口にするでも良いです。
自分の目標に確実に進んでいることに対して、自分からのフィードバックを忘れないようにしてほしいと思います。
コーチングでは「インカテーション」というものがあるんですが、これは、自分自身にかける肯定的な言葉に、ジェスチャーを組み合わせたものです。
自分を勇気づけ、行動を前進させる効果があり、至る所で活用ができますから、めっちゃおすすめです。
進捗状況の把握が生む効果
人のモチベーションを維持させるポイントって何かわかります?
「常に変化を感じている」
これがめっちゃ重要なんですね。
毎日のルーティンで変化がないと、モチベーションの維持も難しくなりますし、思考が止まってしまうので、急に変化を作ろうとしても体も心もついてこないってことになりかねません。
なので、確実に前進していると感じれるような、タスクの進捗がわかる環境作りができると、勝手にモチベーションの維持に繋がって最高なんです。
私のセッションでは、付箋なんかを利用してタスク管理しますけど、最近は便利なアプリも出てますから、どんどん活用したら良いですね。
ただ、人によって合う合わないがあるのでその辺の調整も大切。
なんでかって言うと、続かないと意味がないからですね笑
継続は力。
これは、過去の偉人たちも証明しているこの世の成功ルールです。
好きな活動を報酬に
行動科学で言う好きなことは下の2つがポイントです
①自然と近づいてしまう刺激
②行動の直後に出ると、行動を繰り返す刺激
思い当たるものありますか?
いつも使ってるiQOSとか、なんとなく足運ぶ本屋とか。
行動科学の視点でものを見ると、そうしたものも、自分にとっての報酬として機能するから面白いですよね笑
だって、本屋とか報酬って思わないですし…
でも、実際に行動が繰り返されているなら、それは報酬として機能しています。って言えちゃうのが行動科学なんですね。
組織で活用するなら、普段からスタッフが勝手にする行動を押さえておけば、それを報酬として使えますから、「難しい仕事」の合間に、「勝手にする仕事」を挟んであげる。みたいなマネジメントも可能です。
そうすることで、組織全体のモチベーションを底上げすることにも繋がりますね。
他に活用するとしたら…
新人が入社して間も無い時、最近は入社してもすぐ退職なんてことも起きる時代なので、それを防ぐために、会社に定着する作戦を立てないといけませんよね。
そこで、行動科学。不安や不快を取り除いて、環境に慣れてしまう時にも、ここで挙げた方法は十分に役に立ちます。
自然と行動が生まれる状態を作る
これがセルフコーチングと行動科学の合わせ技ですね。
今日はここまで。
ありがとうございました!
元イルカの調教師で、応用行動分析学を使った行動デザインコンサルタントの櫻井 祐弥です。