パーキンソンの法則とは?ビジネスでの時間の余白作りがうまくいかない理由と対策3選

この記事を開いたあなたは「時間が無い」で悩んでいませんか?

今回のテーマは「ビジネスの余白作り」です

私に相談をする経営者の皆さんは揃って「時間が無い」という状態に悩まされています。

ですが、時間が無いという状態で何に困っているのかは、人それぞれなんですね。

時間が無いことで起きれている問題を書き出すと以下の通りになります。

  • 新しい事業展開ができずに現状維持になっている
  • がむしゃらに働いているのに売り上げに天井がある
  • 新人や社長の右腕的な存在が育たずに、一人で頑張っている
  • 家族や自分の時間がなく辛い
  • 休むと売り上げが下がるので働きっぱなし

これを読んでいるあなたも、どれかに心当たりがあるかもしれません。

なぜ私たちは時間が無いのか?パーキンソンの法則とは?

行動と時間の関係で有名な法則があるのを知っていますか?

私たちは「時間を使い切る生き物」です。
なので生まれつき、時間を失いやすいんですね。

パーキンソンの法則

パーキンソンの法則は、時間管理と効率性に関する一つの原則です。この法則は、「仕事はその完成に割り当てられた時間を全て使い切るまで膨張する」という考え方を示しています。つまり、どれだけの時間があるかによって、仕事の量や複雑さが変わるということです。

これは例えば、ある報告書を書くのに1週間の期限が与えられた場合、その報告書は1週間を使い切るほど複雑になりがちになるというものです。

多かれ少なかれ、心当たりありませんか?

このパーキンソンの法則によって、手持ちの時間をどんどん消費することが、多くの経営者の「時間がない」を生み出すことの原因です。

ビジネスには余白が必要

時間を失いやすいと言っても、やはり「余白」は重要です。

何か緊急の事態に対処するにあたり、余白がなければ影響はさらに大きくなりますよね。

時間の余白で言えば、あなたの顧客に対して提供する価値を、さらに上げるのにもインプットの時間は必要不可欠です。

そのインプットさえ、時間の余白がなければ難しいですね。

なので改めて「時間の余白」をいかに作るかが重要というわけです。

【即効果】時間の余白の作り方3選

とは言っても、すでに時間の余白がないという方に向けて、何を伝えれば時間が生まれるのか。

そこで、即効果が出そうな時間の余白の作り方を3つご紹介します。

もちろん、1つ1つでも効果的ですが組み合わせて使うことで、もっと効果を期待できるものになります。

あなたの現状に合わせて使い方を変えるのもオススメです。

重要なタスク以外を後回しにする

時間貧乏な方は全てのタスクの重要度を高く見積もっている傾向にあります。

あなたはどうでしょうか?

ところが、実際には全て重要度が高いということって無いですよね?

もしくは、重要度が低いどころか、本来はしなくていい会議だったり書類の作成に時間を奪われている可能性があります。

ここには、人に会う時間も含まれています。

私の住む沖縄では、人に会う約束は先約ではなく、優先度によって決まります。

なので、先に約束した相手よりも優先度の高い人とアポイントを切り替える。

ということも実際には起こりますが、これは沖縄のビジネスでは平常運転だそうです。

よく、ToDoを作って…というタスク処理をしてしまいがちですが、このToDoも曲者。

優先度が低いタスクが「今日やることリスト」に入っていると、それがあたかも優先度が高そうに見えてしまうわけです笑

(実際よくありますよね)

これでは時間がどんどん削られてしまいます。

なので、後回しにするリストを作ってもいいかもしれませんね笑(実際に私は作って実践中です。)

AIツール活用+注意すること

2つ目にオススメすることは、やはり急速に便利になっているAIツールの活用です。

チャットGPTがその代表ですが、無料でも十分に使えるものなので使わない手がありません。

「まだ使っていないよ」

という方は、時間をドブに捨てているのと同じなので、今すぐ使い方を調べて使い始めることをお勧めします。

ですが、チャットGPTを使って時間を作る上で注意が2つあるので、お伝えしますね。

検索で使わない

よくGPTを「検索ツール」として使う方がいらっしゃいますが、GPTに指示を出す時は「頭は良いけど融通が全く効かない新人スタッフに指示を出すつもり」で指示を出してくださいね笑

GPTは便利ですが、使い方を間違えるとアウトプットに思ったものが出てこず、時間を失うことに繋がります。

自身の習慣を意識

便利ツールを使い始めると、時間が思ったより多く開くことがあります。
ですが、あなたには、空いた時間に仕事を入れ込む悪習慣をすでに持っている。ということを忘れないで。ということ。

そもそも、時間を失う習慣を皆さん持っているので、この習慣を意識して生まれた時間を有効活用する意識を持ってくださいね?

SNSアプリの設置場所を変える

ちょっとマニアックだけど、時間の消費を防ぐにはSNSを触らないことが重要。

ですが、SNSの設計は「ユーザーに使い続けてもらう」ための設計をされていますので、いかにあなたの集中を奪うかについて計算された作りをしています。

そこで重要なことは、あなたがSNSのアイコンを見ない。

ということです。

私たちは無意識に意志を決定して行動に移ります。

SNSのアイコンを、知らずのうちに使いやすい場所に設置していませんか?
これでは、時間はSNSに奪われっぱなしになります。

そこで、SNSのアイコンを隠す。もしくは、SNSを開くまでに、めんどくさい多くの手順を踏むようにしてください。

これで、あなたの集中がSNSに奪われることが減ります。

例えば?という質問もあるかと思うので、幾つが挙げます。

☑︎SNSの自動ログインを毎回ログアウト
☑︎SNSのアイコンをホーム画面から消す
☑︎SNSのアプリを毎回アンインストール

3つ目は過激ですが、とある有名人が行なっていました。


その方はスマホを自宅では一切使わないように鍵のついたBOXに入れてしまうそうです。
徹底していますね笑

まとめ

いかがでしたか?

今回のテーマは「ビジネスの余白作り」でした。

そのために重要なパーキンソンの法則と時間を生むための3つの方法を提案しました。

1つ1つでも、十分に効果が期待できますが、あなたの状況や環境に合わせて組み合わせて使うと、より効果が発揮されます。

あなたの時間は、非常に価値の高いものなので流出してしまわないようにセルフコントロールが重要になります。

もし、あなたに1ヶ月100時間の自由に使える時間が生まれたら、何に使いたいですか?

ただ時間を作るだけでは、行動は生まれにくいです。


せっかくなのでワクワクする時間の使い方も考えてみてくださいね。

時間が作れないけど、どうにかしたい。

やりたいことがあるのに、現状維持の状態が続いている

など、お悩みがあれば、ぜひご相談ください。