と嘆く経営者が、身近なところにいませんか?
これって、パーキンソンの法則で時間を無駄に垂れ流してるかもしれません。
今日は、時間を無駄にしたくないのに、抗えないパーキンソンの法則
これに対抗する行動科学を使った仕事術
を紹介したいと思います。
パーキンソンの法則をわかりやすく解説
パーキンソンの法則を分かりやすく、一言で言うとしたら
「時間を使い切ってしまう人間の行動性質」
です。
例えば、こんなケースに見に覚えないです?
夏休みの宿題は、結局後半の1週間で終わらせた
プレゼン資料の作成が、細部にこだわりすぎて期限ギリギリになった
これらは、私の実体験も含まれていますが…あなたにも身に覚えがあることではないですか?
パーキンソンの法則では、
私たちの行動は、本来の作業効率が一番良い時間ではなく、与えられた時間まで作業時間が膨らんでしまう。
という特性が確認されています。
まさに、時間の垂れ流しですね…
時間=人生の我々にとって、この現象は対処しないといけません。
行動科学を使った仕事術3選
さて、
問題はパーキンソンの法則が「そもそも我々に備わっている」ということです。
これに対抗するには、非常に強い「意思」に頼らざるを得ません。
ですが、これって現実的でしょうか?
毎回、作業ごとに強力な意思の力でどうのこうのできるほど、我々は強くありません。
そこで、行動科学のアプローチを使って、あなたの行動に自動のプログラミングをしてしまいましょう。
これが意思に頼らずパーキンソンの法則に対抗する手段となります。
あなたがインプットする行動のプログラムは、下の3つです。
それぞれを解説しますね。
強化の原理
「強化の原理」は、人間を含めた動物全般が持つ行動原理の一番基本になるものです。
それは
行動は、結果によって行動を繰り返す。
というものです。
ここに心理やマインドは関係ありません。
パーキンソンの法則で、一番意識をしてほしいポイントは
「本来、作業効率が一番高いポイントで作業を止める行動」
ができないことです。
これを達成できれば、私たちはパーキンソンの法則の8割を克服したと言えるくらい効果を感じれるはず。
ですが、ここで問題があります。
行動科学では「〇〇しない。〇〇させない」は、行動としてカウントできません。
これには「死人テスト」という行動か否かを確認するテストに引っ掛かるためです。
そこで、今回の場合は行動の定義が必要です。
本来、作業効率が一番高いポイントで作業を止める行動
とは
作業を切り替える行動とも言えます。
なので、あなたにとって
作業を続けるよりも簡単で、作業を中断して切り替えられる行動な何かを見つけます。
さらに、その行動を出せたとき、あなた自身にしっかり報酬を出すことが大切です。
これは、強化の原理を使う上で忘れたらダメな根元の部分になります。
理想の行動を作るシェイピング
シェイピングは、行動科学のアプローチです。
理想には遠い現在の行動を、理想の行動に近づける。
このイメージが、岩から像を削り出すような印象からシェイピングと呼ばれています。
では、ここで質問。
あなたにとっての、理想の行動はなんでしょうか?
それは「良いところで区切りをつける」ですね。
そこで、資料作成などを100%目指してしまうあなたは、その完成度を80%で出してみる。
というのも方法の1つです。
そんなことしたら、お客さんに迷惑かかりませんか?
かかりません。
そもそも、人は資料なんてクマなく見ません。
必要なことが過不足なく書いてれば大丈夫です。
さらに
あなたの100%の資料は、相手にとって150%の資料の可能性も十分にあります。
これは実話ですが、上の状態だったクライアントが80%の資料を作ってお客様に提案したところ、問題なく案件を獲得できました。
全く問題ありません。
ポモドーロ・テクニックを組み合わせる
今では有名になった「ポモドーロテクニック」ですが、これと他の2つの仕事術を組み合わせるとかなり効果が期待できます。
ポモドーロテクニックは、25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返す時間管理法で、効率的なタスク遂行を促進します。
休憩時間をしっかり取ることで、集中力を維持して作業に臨めますので、クオリティも維持できますね。
2時間、3時間ぶっ通しで作業をしている。という方もよく聞きますが、これって
ガス欠の車を上り坂で押して進んでる。
ってことですからね。
そんな無茶はやったらダメですよ。
そうならないためにも、今日ご紹介した3つの方法をうまく組み合わせて、しっかり維持できる方法を見つけてください。
おさらいです。
強化の原理は
行動の頻度を増加させる、自分への報酬
シェイピングは
理想の行動を作り出すために段階的なアプローチ
ポモドーロ・テクニックは
オーバーワークにならないように、高いパフォーマンスを維持する方法
でした。
あなたのビジネスにおける成功を楽しみにしています。
もっと時間があったらなぁ。やらないといけないことが沢山あるのに…