笑顔の価値が明確になったアフターコロナ

「笑顔に価値はあるのか」という素朴な疑問から始まった記事です。

個人の能力が尊重されて、組織に所属しない人も増えてきました。

「人材採用」という考え方から「人材確保」という考え方にシフトしていることからも、人との繋がりが若干、希薄になった感は否めません。

その人間関係が薄くなった時代に「笑顔に価値はあるのか」という点は、実は4年くらい前からずっと心に秘めていました。

もちろん、

みなさん!笑顔に価値なんて無いんですよ!

みたいなことを、大々的に言うわけでは無いんですが、やっぱり燻り続けているので、こうして記事にしています。

デジタル化と笑顔の価値

この記事を読む方の中には、チャットワークやSlack、zoomを多用する方も沢山いらっしゃるでしょうが、相手の表情って見れていますか?

正直、見えなく無いですか?

例えば、カメラに向けて視線を向けるとしましょう。

画面って見えないですよね?

かといって、zoomで相手の顔を見た時に、なんか視線が合わない感じがします。

カメラの位置でしょうが、人の顔を見なくても滞りなく仕事が進む。

そんな時代になったのは確かです。

風の時代の弊害

あなたは「風の時代」って言葉を聞いたことってありますか?

2024年は風の時代だから、個人を優先してフリーランスになろう!

と言って、フリーランスになった方々が大量に生まれました。

風の時代とは占星術で、目に見えないものを尊重する時代だそうです。
特に関係するキーワードは以下のような感じ。

風の時代のキーワード

自由、個人、喜び、楽しさ、内面の豊かさ、自己投資、知識、体験、情報、個性(自分らしさ)、感性(センス)、柔軟性、ボーダレス、シェア

目に見えるものではないことの価値が高まる。

といった表現がしっくりきますね。
雇用体系も就職から「業務委託」に変化して、プロジェクト単位でメンバーが組み変わるようになりました。

人間関係が希薄になったとも捉えられる状況ですが、本当に気の合う仲間とだけ一緒にいることが出来るようになったことでもあります。

「この人とはビジネスライクで良いや」

こうした関係性からも、今までは仕事を進める上で振り撒いていた「笑顔の必要性」は低下しているのかもしれません。

笑顔の価値は下がったのか

さて、そもそも笑顔の価値は下がるんでしょうか?

この話をする前に、私たちの持つ性質について少し書いていきますね。

これが、今後の話にすごく重要に関わると感じてます。

私たちの行動は、行動の結果によって将来その行動を繰り返すか。が決まると他の記事でも話しています。(これを生起頻度って言います。)

この決定に、めっちゃ大きく関わっているのが「行動の結果」なんですが、俗に言う

頑張って仕事したから上司に褒められた!

みたいな話ではないんですね。

ここで指している「行動の結果」とは、

環境変化

を指しています。

アナタを取り巻く環境や状況がどう変化したのか。

これが行動の将来の生起頻度に影響を生みます。

この環境変化が、アナタにとって都合がいいか悪いか。

と言うのは、行動が繰り返されているか否かで評価がされると言う、またややこしい話なんです。

例えば、

一見不都合が起きているような場面であっても、行動が繰り返されている。

維持されている、強度や頻度が上がっているのであれば、それはアナタにとって都合がいいと判断する。

って感じです。

すいません。

長かったですが、ここまでが前提の知識。

さて、笑顔の価値は下がっているのか。
と言うこたですが、私のイメージでは笑顔の価値の純度が上がったと見ています。

「笑顔の価値の純度」とは

アフターコロナで変わった世の中では、笑顔を出す必要のない場所では、出さなくても良い環境が整っているように感じます。

今までは、人間関係の維持に必要だった笑顔が、人間関係を維持しなくても良くなったので価値が下がった。

わざわざ好きでもない人に、笑顔をする必要も無くなった。
でも、中の良い人には笑顔を出す。

まさに笑顔の価値の純度が上がった状態になった。というわけですね。
これは人間関係にも直結することです。

あるところでは、人間関係が希薄に感じてのビジネスライクに物事が進みますね。

この状態では、当然スタッフの代謝も早くなってしまい離職も増える傾向にあるかと考えられます。

すでに人材の採用が難しい現代、笑顔の価値が下がった職場には、人の定着も難しくなってしまいますね。

良い環境では、人は定着して人材も育ち、悪い環境では人が足りず成長が滞る。

笑顔の価値が下がった。よりも、二極化の結果といえます。

今後の笑顔の価値

笑顔の価値の二極化が進むことで、人材が流動的になり人が流出するところは常に人材の確保が余儀なくされることになりますね。

相手が見せる笑顔には、これまでよりも純粋に人間関係を図れるようなバロメーターになっていくと予想されます。

もはや、取り繕うような社会ではなくなってきて、個人が判断して個人として物事が進むようになると考えています。

笑顔を通して、自分の身の回りの人間関係をしっかり把握することが、今後の社会で必要な能力になりますね。

今日はここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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