【7つの習慣】第2領域とは?あなたの第2領域の時間を増やす方法を解説

毎日忙しくて、自分の時間がないんです…。でも成功したいし、立ち止まれない。

こうしたお悩みを抱えている経営者は、少なくありません。

が、ここで言う「成功」とはなんでしょうか?

そこで質問します。

あなたの「成功」ってなんですか?

成功の定義って、人によってさまざまですよね。

ちなみに7つの習慣では、成功の定義をこのように解説しています。

7つの習慣での成功の定義

依存から自立に成長することを「私的成功」

自立から相互依存に成長することを「公的成功」

この2つの成功を手にする上で、あなたにとっても必須になることとは?

それが今日のテーマである7つの習慣の「第2領域」の時間を増やすことです。

7つの習慣とは?

世界中の多くのビジネスパーソンが手にしたスティーブン・R・コビー著の書籍「7つの習慣」(私は漫画版を読んでます笑)

もはや世界的名著のベストセラーなので、説明は不要かもですが、著者のコビー氏が成功者たちを長年観察した結果、その共通点を7つの習慣に落とし込み解説したのです。

仕事で成功してお金持ちになる!


という分かりやすい「成功」ではなく、人格を成長させることで人間として成功するための視点が書かれています。

そもそも、私たちってビジネス的に「利益が出た!」が成功として分かりやすいですが、本質的には「人の人格として成功しているか」のほうが重要ですよね。

7つの習慣の「領域」

7つの習慣には「領域」と言う考え方があります。

領域は「重要度」と「緊急度」の2軸で4つの領域に分けられています。

あなたの人間性を育てて、人格の成功を達成するためには、第2領域の

「重要ではあるが、緊急でないこと」

に時間を使うことが重要とされています。

第2領域とは?例えばどんなこと?

人が本当の意味で成功するためには「人格」が重要です。

が、人格を育てるためには第2領域に時間を使うことが必須となります。


では、第2領域に当てはまることって、どんなことでしょうか?

第2領域に当てはまる行動
  • 人間関係づくりで人に会う
  • 仕事や勉強の準備・計画を書く
  • 健康維持の運動習慣
  • 自己啓発のため本を読む
  • リラックスのため瞑想

上で挙げたことに時間を使うことで、我々の人格は成長します。

でもなかなか時間作れないよね

仰る通り。


時間がなければ、そもそも第2領域の時間すら取れません。


むしろ、第1領域の「緊急であり、重要」なことに追われてしまい、あっという間に1年が過ぎてしまいます。


なので「最優先は何か」を意識して行動することが大切になるんですね。

第1領域が増える弊害

「わかってるけど、できない」

と言うのは、私もお客様と話をしている中でよく耳にします。


では、第1領域「緊急で重要なこと」が増えると、私たちはどんな行動のパターンになるんでしょうか?


第1領域のタスクは「緊急で重要」と言う特徴がありますので

  • 期限
  • プレッシャー
  • 作業時間の長期化

これらの傾向があります。



この状態は本来、省エネな私たちにとって「嫌悪的」に働きやすいんです。


なので、これらを解決するために余計な会議や連絡が増加する傾向に行動が影響を受けます。


この余計な会議や連絡は「第3領域」の行動ですね。

その結果、オーバーワークとなり過度なリラックス(第4領域の行動)に逃避。

時間を無駄にしてしまい、行動のサイクルも遅くなってしまう負の循環に落ち入ります。


多くの方が、すでにこの循環の中にいるので、抜け出すためのアプローチを紹介しますね。

第2領域の時間を増やす方法3選

今回ご紹介する方法はシンプルで強力です。

第2領域を増やす方法
  • 前提条件操作
  • 強化の原理を使った習慣化
  • シェイピング

上に挙げた3つは、どれも使いやすくあなたの行動を変えるものです。


今日から取り入れられますので活用してくださいね。

それぞれ解説します。

前提条件操作

この方法は、スムーズに第2領域の行動が出るように、環境を整える方法です。


例えば、仕事に関する知識を厚くするために「読書」をするとしましょう


本棚に本を立てておく。ではなく、目に見える範囲に本を置いておく「積読」をする。

さらに、

「読みたいページを開いて伏せておく」

というのも、行動が出やすく効果的です。



可能な限り、行動が生まれる妨げを低く設定するのが前提条件操作です。

強化の原理を使った習慣化

我々の行動は、行動の結果によって将来繰り返される可能性が高まります。



第2領域の行動に対して、あなたにとって効果的な「小さな報酬」を組み合わせることで、非常に効果的に行動を育てることができます。


例えば、読書をしてから仕事をする。(仕事はあなたにとってご褒美なはず笑)

というだけでも、あなたの時間は

「未来の自分への投資」

に変わっていきます。

シェイピング

今できていない行動を、いきなり素晴らしい水準に育てることは難しいです。


そこで、シェイピングの手法をとりましょう。


仕事をして、読書もできるようになるためには、本に触らないとどうしようもないです。


これは実話ですが、まさにこのお悩みを抱えた方が相談にいらっしゃった際に

「本に触る」

からスタートしました。


その結果、徐々に本を読む頻度が増え、本を買うようになり学んだ知識を仕事に生かせるようになったんです。


ちなみにこの方、活字が苦手なんです。

それでも、しっかり効果がありました。



いかがでしたか?


今日は7つの習慣から第2領域の話を軸に、あなたの人格を育てる行動をどうやって作っていくかのお話でした。


どの方法も、今日から実践できます。
ぜひ試してみてくださいね?