行動科学を活用して目標達成の確率を高める方法

タレントの赤い服の人カズレーザーさんが
「努力は大抵、報われない」
とおっしゃってましたね。

この考えには、私も共感できる部分があるんです。

努力は、方向性を間違っていると、どんだけ努力しても報われる事ってないですよね。

昔話になりますが、イルカの調教師だったころ、イルカの口先にボールを乗せる、ボールバランスを教えていた時の話です。

上司から
「その教え方をしていたら、絶対に行動は完成しない」
「物事に絶対はないけど、これは絶対完成しない」
と言われました笑

そんな当時の自分に向けて、目標達成の確率を上げる行動科学活用法を解説します。

行動科学で目標達成の確率を高める方法

行動には再現性があり、それはこれまでの歴史の中で偉大な先人が頭を凝らして完成させた理論から成り立ちます。

その基礎となるのが、目標の設定と課題の抽出です。
ここが曖昧だと、基本的に目標達成はしません。

例えば、
企業の目標だと「No.1」という数字がよく上がります。

より早く目標を達成するためには、ここの解像度を上げる必要が、どうしても出てきますよね?

「何に対してのNo.1なのか」
「顧客満足だとしたら、何をもとにNo.1を決めるのか」
「売り上げだとしたら、地域なのか県内なのか、全国なのか」

こうした解像度を高める事で、より明確な課題が抽出されますね。

で、
行き先(目標)が決まれば、現在地の確認も忘れちゃマズイですね笑

コーチングを行う際に、よくある事ですが、現在地の確認をせずに、目標だけ設定してしまうことで、何を優先して始めればいいのか分からなくなっちゃいます。

あなたの周りにあるリソースを確認することは当然ですが、強み・弱み・これまでの経験や体験などの棚卸しなんかができると、今後の動きにも関わるので良いですね。
というか、絶対やらないと先に進めないです。

これはイメージの話なんですが、山の頂上に向かうルートで「ピクニックコース」で行くのか、「上級者コース」か、「修行してる人が進む様なコース」か。人によって、自分に合ったルートを歩くのがいいんじゃないかと考えます。

それぞれやってることは違うけど、たどり着く頂上は同じ。
個人的にはこの形の組織に強く憧れます笑

小さな成功を生むための課題分析

目標と現在地が分かれば、そのギャップが明確になります。

ここを言語化して分析する過程を「課題分析」と言います。
課題分析ですが、行動科学の用語になるのでちょっと解説しますね?

【課題分析】
ABA(応用行動分析)における課題分析は、特定の行動を細かく分解し、その行動を引き起こす前後の状況や要因を明らかにするプロセスです。

これにより、望ましい行動を促進し、望ましくない行動を減少させるための効果的な介入策を立てることができます。(チャットGPT優秀!)

目標に対して近づく行動を繰り返させて、余計な行動を減らす。ってのが、基本的な作戦になりますね。

頂上への道標というか、チェックポイントをを作るというイメージがわかりやすいかと思います。

この方法の最大のメリットは5つ

  1. 成功体験で自己効力感を生む
  2. 確実に進捗している実感を持てる
  3. 自発的な行動が生まれる
  4. 課題につまずいた時にリカバーしやすい
  5. 解決思考が生まれ協力的な行動が増える

メッチャ良いこと多いですね笑

ほんとに、世界中の企業に行動科学を採用してほしいです。

今日はここまで
最後まで読んできただきありがとうございました!