行動には「再現性」があります。
これは行動科学でも、しっかり研究されているので、なぜ失敗を繰り返すか
なぜ成功者は何をやっても成功するのかも、行動から分析する事が可能です。
自己啓発では、よく「人生を変える」をキャッチコピーとして耳にします。
しかし、セミナーを受けただけで変わるなんて事ないですよね?
しっかり行動する
ここが、めっちゃ重要なのは、これを読んでくれているあなたも感じてることかと思うんですがいかがですか?
今日は、この行動科学って視点を持って、文字通り人生変えていくポイントを5つ解説します。
自己効力感を向上させる
コーチングをしているときに「自己肯定感」というのをよく耳にします。
よく似た言葉で「自己効力感」って聞いたことありますか?
これは簡単に言ったら「自分ならやれる!」って感覚です。
「目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること」
を自己効力感と言いますが、自信的なニュアンスと考えてください。
実は、イルカにも、おんなじ感覚があるようで、昔の話なんですが、私がまだ新人で下手なアプローチばっかりやってた時に、担当のイルカに失敗ばっかり経験させてた時があったんです。
私も先輩のマネとかして、形を覚えてる真っ最中の未熟な技術だったんで、変に自己流入れたり。
失敗をさせすぎた結果、担当の子(イルカ)が自信無くしたように、チャレンジしなくなって、どんどん活気が減っちゃったんですよね。
難しいことはもちろんですけど、最終目の前に来るのも嫌になったみたいで、近寄ってくれなくなりました。(苦い思い出)
自己効力感を養うために一番簡単な方法をやってなかったから、この結果に行き着いたわけです。
それが「小さな成功体験を重ねる」
この成功体験は「行動を繰り返すための燃料」です。
なので、チャレンジのハードル設定を間違えると、燃料ばっかり消費してガス欠になります。
でも、ここで重大な問題が…
ガス欠で行動が止まればマシです。でも人間は社会生活の中で行動を止めることってできないですよね。
「失敗続いたんで、会社やめます」とか、普通にできないですよね?笑
なので、ガス欠になったとしても、そのガス欠の車押して坂道登る、みたいなシチュエーションが普通に起こりえます。ここで心折れちゃうわけです。
自己効力感を向上させて維持するには、小さな成功体験を作る。
そのためにも、挑戦する課題の難易度設定がめっちゃ大切なんですよ。
フィードバックの活用
この言葉知ってますか?
「人は後ろ向きに人生を歩く。右に曲がって初めて左に道があったことに気づく」
特に経営者のお悩みとして
「相談する相手がいない」
というのを、よく耳にします。
一人で迷路を進んでいると、今曲がった道が正しいのかどうかすら、よくわからないくなることも多々あります。
まさに右に曲がって初めて左に道があった状態です。
そこで、フィードバックを活用する
まさに、エグゼクティブコーチングなんかを活用したり、メンターをつけたり。
第三者の視点を取り入れることで、事前に選択肢を広めることや、行動の修正と成長に繋げる事ができます。
自分で決めることが多い経営者。
だからこそ、そのプライドが邪魔することもあります。
大切なことはフラットな状態で判断しているのか。
このフラットな状態は非常に価値が高いです。
人は状態によって感じ方が大きく変わります。
味気ない美味しくない水道水も、砂漠で飲めば最高の水です。
行動科学では、状態によってものの価値が変動することが解説されています。
フラットな状態でものを見ているかって部分は、経営者にとって重要な視点と考えています。
だからこそ、フィードバックを活用するのです。
社会的サポートを重要視する
人間も動物です。
なので、決まった法則の中で生きていることも多いんです。
例えば「群れを作る」
社会性を持つ人間は「群れ」という環境に、行動が左右されるんですよね。
心理学で言うところの「群集心理」だったり、消費者心理って部分でも関係してきます。
行列のできるラーメン屋に興味がひかれる。みたいな。
これに関係するんですが、他者からの支援で、モチベーションが維持されます。
「同じ目標に向かって進む仲間」だったり、「応援してくれる家族がいる」と言うのも、環境としては安心して行動が生まれるのに必要な部分です。
華僑の教えでは
「家の中での関係をきっちりできない人間が、仕事をきっちりできるわけがない」
と言われるほど、他者との関わりは重要です。
あなたと同じ目標に向かうメンバーに、しっかり目標を共有できてますか?
1回言ったくらいでは、人の行動は影響されません。
目的地は「常に」表示しておくことをお勧めします。
ストレスを管理する
私たちって、小さなストレスを無視してしまいがちですね。
年齢が離れたスタッフと会話すると、自分の常識が通じない。みたいなこともありません?
この小さなストレス、小さいから無視しがちなんですけど、毒みたいに、後々確実に効いてきます。
どんなふうに効いてくるかっていうと
「話しかけようとした瞬間に、変なブレーキがかかる」
みたいなことから始まって、自然とコミュニケーションの頻度が減ってきます。
行動ってのはすぐ消えるってことはなくて、気づけば。知らないうちに。
ってことが大半を占めます。
気づけば、それが習慣になっているので、脱出も難しい。
気づけば沼の中ってやつです。
だからこそ、自分自身のストレスに向き合って、それを理解しないといけません。
向き合う方法はなんでもOKです。
・マインドフルネス
・瞑想
・読書
・メモに書き出す
・誰かに壁打ちする
自分の好き嫌いを把握する事が、行動の選択肢を広げます
これが自分のメタ認知する能力を上げることにも繋がりますから、自己理解ってやつはマジでお勧めです。
最大の資源は自分
結局、自分が行動しないと何にも変わらないんですよね。
行動って、人生変える力があるのに、気づいたら悪習慣の沼におったりします。
行動=人生なので、限られた時間で何回行動できるかってのが大切なのは、これを読んでくれてる方は、なんとなく感じてるんじゃないでしょうか?
例えば、病気になって3ヶ月動けなかったとしたら、3ヶ月分人生変わらないですよね。
そりゃそうですね。普通のことです。
だからこそ、自分を大切にするってところは、押さえておいて欲しいんです。
行動科学で言うところの、行動を繰り返すための報酬だったりを、しっかり自分に出すようにして欲しいと思います。
本日のまとめ
- 自己効力感を向上させる
- フィードバックの活用
- 社会的サポートを重要視する
- ストレスを管理する
- 最大の資源は自分
行動科学の視点を持って、文字通り人生変えていくポイントを5つ解説しました。
感じたことや気づきがあれば、ご自身でアウトプットしてみてくださいね!
元イルカの調教師で、応用行動分析学を使った行動デザインコンサルタントの櫻井 祐弥です。